基地関係のニュースは全国ニュースでは滅多に報道されませんので、全国各地のニュースを共有しませんか。
当ブログに日本各地からの地元のニュース等を書いて下さる方を募集してます。
ご希望の方は、下の連絡用メールフォームをクリックして、必要事項を書いて送信してください。

連絡用メールフォーム
選考した後、参加方法をメールでお知らせします。


基地問題について考えるウェブリング
参加サイト募集中!

2008年02月15日

今回の岩国市長選挙について

2008年2月10日に山口県岩国市において、米軍再編計画の厚木基地機能移駐問題を争点にした、岩国市長選挙の投開票が行われ、僅差にて容認派の福田良彦氏が当選しました。

岩国は、戦後米軍基地が置かれてから、要求されるままに基地機能を受け入れてきました。
9.11テロ勃発後、米軍再編計画に伴い突然国から、事前に説明も連絡もないまま、現在の基地機能の2倍からなる規模の移駐容認を提示されました、
井原前市長は、具体的な説明もない状態での受け入れについて容認出来ないとし、何度も国との交渉の場を持とうとしましたが、移転反対の立場を取る前市長と、国は交渉の場を持とうとしませんでした。
すると今度は、SACOで普天間基地の空中空油機受け入れを条件に交付されていた、岩国新庁舎建設補助金の交付条件を、交付3年目に突然米軍再編計画に伴う基地整備に協力する自治体に交付する条件に変えてしまいました。

そもそも新庁舎建設と基地問題は、まったく別の話だったはず。
この補助金問題で、基地移駐反対意見が圧倒的に多かった民意は、少しずつ変わって行きました。
選挙時は移転反対意見が多かった市議会も、選挙後数ヶ月して容認意見に転じる議員が多数を占めるようになり、市長対市議会の構図も出てきました。
何より市民の安全・安心を考え、基地に頼らない地域経済を考える前市長と、反対しても国の要求は拒絶出来ないから、早いうちに容認してもらえるものはもらった方がいいという市議会。
突然新庁舎建設補助金交付を打ち切られた井原前市長は、市民の負担が少ない合併特例債を補助金の代わりに充てる提案を市議会に提示しましたが、4度も否決され、再び民意を問う為に2007年12月28日に辞職しました。

その後、選挙期間中まで、賛成派反対派支持者による激しい攻防が繰り広げられました。
賛成派は地元商業団体、企業からの応援が多くあり、いろいろな手法を駆使して「井原市政の9年間は悪政だった」等を強調し、福田氏が当選すれば5年以内に市内小中学校の耐震工事をやるとか、5000億円も1兆円ももらえるとか、「国とのパイプ」を強調するなどを書いたビラを大量にまきました。
反対派は、井原氏の掲げる「市民の安心・安全」の主張と、国のいいなりではない市民の声を反映した本当の意味での地方自治論などを掲げ、井原氏の主張を支持する個人、団体、議員、著名人が自然に集まり、草の根活動を展開しました。
しかし、賛成派の宣伝力の方が圧倒的に強く、加えて財政難などお金の問題によって、民意は「移駐容認してお金をもらう」方に傾きました。

今回の選挙結果で非常に残念なのは、岩国が抱える問題が争点になるはずなのに、特に井原氏に対してのあまりに理不尽な攻撃が多かった事、事実を客観的に判断する事なく、デマを真に受けて井原氏を敵視する若い人たちが多かった事、お金の問題で終始してしまった感がある事などです。

別に容認を支持する意見が悪いというのではありません。
事実を客観的に判断した結果、賛成意見、反対意見に分かれるのは、ごく当たり前の事です。
その結果、賛成意見が多数を占めたら、それを動かぬ事実として、何も抵抗なく受け入れられたと思うのです。
岩国が抱える問題は、いろいろな事が入り交じって難解なものになっています。
今回の選挙は、岩国だけでなく、全国にも影響する選挙だっただけに、こういう結果になってしまった事は非常に残念です。

posted by otoshi at 00:40 | Comment(6) | TrackBack(0) | 岩国

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。